2024年8月8日(木)に電子情報工学コースの学問探究セミナー「半導体・デジタル分野が拓く未来」を開催いたしました.2030年の社会では人工知能(AI)が進化し,よりデジタル化が進むと考えられています.その頭脳となる電子部品は,「半導体」であり,電子情報工学コースの柱の一つです.学問探究セミナーでは,半導体工学やデジタル工学分野をわかりやすく理解する模擬授業と実習を行いました.

 午前は三宅秀人先生による半導体と光の基礎に関する模擬授業と簡単な実験・実習を行いました.ここでは,紙製のサンドイッチ箱をカッターで切り抜き,偏光板を取り付けた回折格子の実験を行いました.参加者は,蛍光灯の光が様々な波長の光から構成されていることや,LEDの放つ光の色の波長を観察しました.また,午後は川中普晴先生によるLEDを使った簡単な電子回路の製作ととRaspberryPiを使ったPythonプログラミング,機械学習に関する模擬講義が行われました.

 セミナーの最後には,オプトエレクトロニクス研究室(三宅秀人先生),画像情報処理研究室(川中普晴先生),半導体計算科学研究室(秋山亨先生)を訪問し,三重大学で行われている半導体やデジタルに関する研究について学びました.

なお,2024年度の学問探求セミナーには,県内外の高校から50名弱の申し込みがあり22名が参加しました.電子情報工学コースでは,学問探求セミナーに加えて出前授業などについても積極的に実施しております.セミナーの内容や出前授業等に関するご質問やご要望などございましたら,下記までお気軽にお問い合わせください.
  オプトエレクトロニクス研究室(担当:三宅)/画像情報処理研究室(担当:川中)
  Tel: 059−231−9401(繋がらない場合は 059-231-9737)
  E-mail: seminar@eie.mie-u.ac.jp

【参考】2024年度セミナーの内容・スケジュール
 9:45 工学部管理棟前に集合(場所はキャンパスマップをご覧ください)
 10:00〜12:00 
 12:00〜13:00 昼食休憩
 13:00〜15:00 人工知能とその応用 模擬授業,実験・実習 (工学部14番教室)
 15:00〜16:00 研究室見学,質疑・応答
 16:00     終了